お金を増やしたい?それならお金の知識を学べ!要点は守る事と増やす事
この記事はこんな方にオススメ
- お金を増やしたいとただ漠然と思っている方
- お金についてまずは知りたいと思った方
- お金を守りたい、増やしたと思っている方
皆さん、 マネーリテラシーという言葉を聞いた事はありますか?
マネーリテラシー??
政府の調査によると、日本のマネーリテラシーは低い事が分かっています。
学校を思い出してください。
国語、数学、社会、物理、英語など、様々なジャンルの教科がありましたよね。
得意な教科、苦手な教科、人それぞれ特徴が異なり、そして多くの場合、その得意なジャンルを突き詰めていき、今の仕事になっている方も多いと思います。
特に私の場合は顕著で、国語、英語が全くできなかった分、数学や物理が得意で、工学を学び、今のカーライフアドバイザーという職についています。
このように何かが得意、不得意というものは、勉強しているからこそ出る話題であり、そもそも勉強していなければ、こうした話題も出ませんよね。
「フランス語得意ですか?」なんて会話、日常では使わないですよね?
これと同じ感覚です。
しかしこの世界では、 お金に詳しくない人ほど損をするようにできています。
逆にお金持ちの人は、このお金という本質を知っているのです。
皆さんは、この現実を知り、 お金の知識=マネーリテラシーを学ぶ事から始める必要があるのです。
ではマネーリテラシーとはいったい何なのか。
この3分ほどの記事を読む事で、その本質が見えてきます。
ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
それでは、どうぞ!!
マネーリテラシーとは
マネーリテラシーとは、一言でお伝えすると「お金の知識」という意味です。
2019年に、金融広報中央委員会が、このマネーリテラシーに関して調査しました。
この調査は、金融広報中央委員会が、18歳以上の個人のお金や金融に関する知識や行動の特色を把握するために、実施したものです。これは、諸外国での取り組みも参考にしつつ、今後、金融広報中央委員会として、より効果的かつ効率的な活動を実施していくための基礎情報を収集することを目的としています。
その調査報告書を確認すると、マネーリテラシーは若年層で低く、60代でピークを向かえている事が分かります。
そして、60代を過ぎると、低下傾向にあるようです。
中でも注目なのは、 株式投資など資産運用をしている人ほど、このリテラシーが高いという事が分かっています。
そしてマネー先進国と言われる、欧米諸国と比べると、その正解率は低い事が分かります。
このリテラシーの違いはまさに、教育内容に取り入れられているかどうかです。
欧米では貯金を含め、資産運用の合理的な方法論などを勉強しています。
欧米の子供達は、親の年収にも関心を示しており、親もまた自分の子供に自身の年収を公表しているケースが多です。
このようにマネー先進国というのは、自分または家庭に存在しているお金について、深く考え、さらに公的にも教育がなされているのです。
では、日本ではどうでしょう。
日本の教育では、「リンゴの値段は決まっており、それを何個買ったら、いくらになる?」
という、 数学的な方面からお金を学ぶ事はあります。
しかし リンゴ自体の価格が変動する事や、お金の価値が変わる事については学びません。
例えば、
- リンゴが100円で売っています。これを5個買うといくらになるでしょう?
とは学びますが、
- リンゴが昨日は100円で買えましたが、今日は120円でした。リンゴの価値はどうなったでしょう?
このようには習わないのです。
私たちが住む日本では、このように数学的な教育はありますが、 実践型な金融教育とは程遠いのです。
特に投資など資産を増やすための知識については、学びませんよね。
貯金しておけば安泰。
これが日本の、そして家庭の教育の現状なのです。
つまりマネーリテラシーの低さは、あなたのせいではありません。
この国の問題でもあるのです。
お金を守る方法
マネーリテラシーの無い人が世の中で生活をしていると、様々な罠が待ち受けています。
もしかすると、その 罠を罠だとも思わず、生活している人も多いかもしれません。
具体的にどういった罠があるのか、その罠をまず知る事から始めましょう。
お金を増やす為には、まず手元の資金を逃がさない。
これが肝心です。
借金から守る
借金をしていますか?
このような質問をするとどう思いますか?
借金ときくと明らかに罠の匂いがしますよね。
しかし、この借金は「借金」という分かりやすい名前では呼ばれないのです。
例えば、 住宅ローンや、自動車ローン、リボルビング払いなども借金です。
お金の貸し借りには、金利がかかります。
お金を貸す場合は、その金利分を多く受け取れ、逆にお金を借りる場合は、その金利分多く払わないといけません。
税金から守る
大事なお金を守る為にも、税金(TAX)の知識は必要不可欠です。
日本の三大義務の中に「 納税の義務」が存在しており、税金は払わないといけないものだ。という認識くらいは、学んでいます。
しかし、いったい給料から、どのような税金がどのような計算の下、算出されているのか。こちらは学びませんよね。
特にサラリーマンの場合、会社が基本的には税金の計算をしてくれる為、毎月の給与明細を見て終わる人が多いです。
しかしそれではもったいない。
サラリーマンの場合、給料から天引きされている税金は、 所得税と住民税です。
所得税
所得税は、1~12月の一年間に得た総収入から、経費(みなし経費)を差し引いた額を給与所得とし、そこから各種控除を行い、税率を掛けて計算されます。
※概算
具体的にお伝えすると、もう少し細分化されますが、大きくはこのような計算がされるのです。
サラリーマンは、源泉徴収という形で、今年の税金を月で割り、毎月支払っています。
そして、年収が確定する年末に払いすぎた額を、年末調整という形で取り返しているのです。
そして、サラリーマンが税金を抑える為には、控除をうまく使うしかありません。
フリーランスの場合は、経費が節税効果につながる為、総じて サラリーマンは、税金に関して言うと不利な立場にあるのです。
住民税
住民税は、昨年確定した所得に応じて、市町村が税金を決定します。
その決定月が6月なので、住民税は6月に変動があるという事です。
今現在(2020年10月)の給与明細に記載されている、住民税は、2019年の税金という事です。
こちらの税金は、昨年の所得に応じて決定されますが、昨年の所得はすでに確定している為、年末調整で取り戻す。という事はありません。
インフレから守る
インフレ、デフレとはいったい何でしょう。
インフレとは、モノの価値が上がり、お金の価値が下がる事を指します。
例えば、先ほどのリンゴを例でみてみましょう。
現在はリンゴ1個が100円で買えたとします。
しかしインフレになり、リンゴが1個1000円になったとしたら、お金の価値が目減りした事になりますよね。
お金が大切だと貯金ばかりしているとどうなるでしょう。
分かりやすく数値でお伝えするならば、100万円を1年間、銀行に預けた場合。
1年後に10円しか増えていない事になります。
この超低金利時代で、預金は増えない事が分かるかと思います。
もしインフレが加速した場合、銀行に入っているお金自体は変わりませんが、その価値が下がる事になるのです。
円の普通預金、定期預金では、まったくもってインフレに対抗できないのです。
お金を増やす方法
マネーリテラシーが身についてくると、お金を守るすべが身につきます。
お金を守る事ができて、初めて資産を増やす事ができる事をまずは知りましょう。
お風呂にお湯を張ろうとしても、排水口が開きっぱなしでは、いくらたっても溜まりませんよね。
リテラシーを上げて、危険な罠を認識でき回避できたら、いよいよお金を増やす知識を身につけていきましょう。
支出を減らす
お金を増やす方法として、まず考えるべきポイントは、支出を減らす事です。
もう一度言います。
支出を減らす事です。
皆さんがお金を増やす為に真っ先に考えた事は何ですか?
おそらく収入を増やす事だったのではないでしょうか。
しかし最も重要なのは、この支出を減らす事です。
そして支出を減らす為には、固定費を削減する事を考えましょう。
例えば、電気代を節約する為に電気をこまめに消す事を心掛けたとします。
この心掛けた事によるリターンはどの程度ありますか?
ほとんどないと思います。
では次に、現在お使いのスマートフォンを、格安SIMに切り替えたとします。
切り替えの手間など初期の費用(労働含め)はありますが、切り替えが済んだ後は、今まで通りの生活ができます。
それでいて、毎月4000円ほど支出が減るとどうなりますか?
4000円×12か月=48000円
48000円×10年間=48万円
これほど、支出を減らせる事ができるのです。
もし家族みんなのスマホを格安SIMに切り替える事ができたら、もっと費用を抑える事ができます。
このように支出を減らす時に重要なのは、費用対効果が高いものから始める事がおススメです。
収入を増やす
支出を削減する事は即効性がある為、真っ先に取り組むべき課題ですが、ある程度すると、それ以上の削減ができなくなります。
そうなるとやはり次に狙うべきは、収入のアップです。
サラリーマンは、給料を受け取る代わりに、労働という対価を支払っています。
そしてこの労働というのは、決められた時間の中で行っています。
つまり、 時間というのはお金なのです。(タイムイズマネー)
この時間という費用に対し、支払われる対価は見合っていますか?
費用対効果が適切ではない場合は、転職やフリーランスを考える事も必要かもしれません。
私の場合は、費用対効果がそこまで高くない現職は、残業を抑え、副業収入を増やす事で、総収入の最大化を狙っています。
ただし、費用対効果を狙いすぎるがあまり、やりがいの無い仕事をしても続かない、心が持たない。なんて事になってはいけません。
お金を増やす根底にあるのは、より豊かな生活を送る為だと思います。
それなのに身も心もボロボロでは、意味がないです。
仕事は、費用対効果、やりがいなどを考えたうえで、自分に合った収入の最大化を狙うようにしましょう。
資産を投資する
お金を増やす為には、貯金ばかりしてもダメな事をお伝えしました。
そして、働いてお金を稼ぐ事も限界があります。
一日は24時間と決まっていますから、時間をお金に変えるには限界があるのです。
支出を減らし、収入の最大化を狙いつつ、確実にやっていくのは、この投資です。
投資というのは、お金に働いてもらいお金を稼ぐ事です。
もしかすると、すでに皆さんは支出を減らし、収入を増やそうと努力しているかもしれません。
では、投資はどうでしょうか?
おそらく多くの方が、手を出していないのではないでしょうか?
これがまさに日本のマネーリテラシーの低さを物語っています。
投資と聞いて、皆さんが思うイメージは、
-
リスクがある。
-
元本が目減りする。
こういったネガティブなイメージかと思います。
確かに投資である以上、リスクは存在しております。
しかしリスクを適切にコントロールする事で、少ない労力(ほぼ0)で効率よく資産を増やしていく事が可能です。
ぜひ、投資にも挑戦してお金を増やしていきましょう。
投資は、普段の生活スタイルを大きく変える必要がない為、ストレスを感じる事が少なく、疲労も蓄積されません。
人生100年時代を生き抜く為にも、適切なリスクの範囲内で投資にチャレンジする事は、必ずあなたの将来をより豊かにしてくれる事でしょう。
まとめ
この社会を生き抜いていく為には、マネーリテラシーが必要不可欠です。
そしてそのリテラシーは、学校では教えてくれず、社会に出ても学ぶ機会はありません。
自ら学んでいかなければ、お金を増やすどころか、お金の罠にはまる事だってあるのです。
やるべき事は、以下の通りで、この順番でやっていきましょう。
-
マネーリテラシーを上げる
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お金の罠から資産を守る(守る)
-
支出を抑える(即効性がある増やし方)
-
収入を増やす(労力がかかる増やし方)
-
投資をする(労力のかからない増やし方)
あなたの人生をより豊かに。
それでは、こーへいでした。