初心者向け!FXとは?メリットとデメリットを3つずつ紹介します!
お金を儲ける事ができるとしてFXが注目されているけど、、、
最近、人気ですね。少額から始める事もできるし。
仕組みがよく分からないんだけど、そもそもFXって何なの?
では今回は、初心者向けにFXについて解説していくね。
あなたはFXと聞いて、どんな印象を持ちますか?
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簡単に儲ける事ができそう
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ギャンブルみたいで大損しそう
他にも様々な印象があるかと思いますが、多くの方が抱いているイメージは上記のような事だと思います。
結論から申しあげて、 この2つはどちらもその通りです。
少ない資産で、爆速で億を稼ぐ事もできますし、私のように大損をしてしまい、撤退をしてしまう人もいます。
ただ私の場合は、FXの仕組みもよく知らないままに簡単に儲けを出せると勘違いして挑んだ事が原因です。
しっかりと学び、正しい知識、ルールに則り取引をする事で、限りなくリスクを下げる事はできます。
今回は、FXの仕組みや、メリット、デメリットを解説していきます。
この3分ほどの記事を確認する事で、FXについて最初に学ぶべき事が分かりますよ。
それでは、どうぞ!
そもそもFXって何?
まず初めにFXとは、Foreign Exchangeの略であり、直訳すると、「 外国為替証拠金取引」という意味です。
これは株式投資とは根本的に違います。
例えば、あなたがトヨタ自動車の株を70万円で保有したとします。
その後、株価が上昇し100万円になったタイミングで売却すると、差額である30万円がプラスになります。
ちなみにこの 売却による利益をキャピタルゲインと言います。
それに引き換え、FXは通貨の交換により利益を得ます。
例えば、1ドル=100円の時に、あなたが手元の1万円は100ドルに交換できます。
その後、円安ドル高となり、1ドル=110円になったとします。
その時に手元の100ドルを売る事で得られる金額は、1万1000円となります。
世界には多くの通貨が存在しており、有名な通貨をお伝えしても、
などなど多くの通貨が存在しています。
海外旅行経験者なら誰もが経験している為替取引
この外国通貨の取引ですが、もしかするとあなたは経験した事があるかもしれません。
それは 旅行やビジネスなどで、外国に行ったことのある方です。
日本における共通の通貨は、日本円です。
たとえ1ドル=100円だったとしても、コンビニやスーパーで100円の商品を1ドルでは購入できないですよね。
これは日本で生活している人にとって、ドルは価値の無いものだからです。
これと同じ理由で、アメリカでは円での決済はできず、アメリカドルを支払わなくてはなりません。
オーストラリアドルでも、ニュージーランドドルでも、カナダドルでもダメなのです。
その為、 日本からアメリカへ出国する時には、日本円という通貨をアメリカ通貨へ交換する(Exchange)必要があります。
これを 外貨両替と言います。
例)もしあなたがアメリカへ観光に行ったとしたら、、、
為替レートが1(米)ドル=100円の時 50万円を両替
- 50万円 ÷ 100円 = 5000(米)ドル
アメリカで観光し、半分の2500(米)ドルを使った
日本に帰国後、残った2500(米)ドルを日本円に戻したい
為替レートが1(米)ドル=120円に変わった
- 2500(米)ドル × 120円 = 30万円
もし 出国する時のレートのままだと、25万円にしかなりません。
このように出国、帰国のタイミングの為替レートの変化によって、手元の資金が増減するのです。
FXの仕組みと基礎的な内容を解説
外国旅行の例でいくと、手元にある資金を実際にドルへ変換していました。
いわゆる 現物を交換しています。(現物取引)
他にも外貨を現物で交換できるものとして、外貨預金などがあげられます。
それに引き換えFXは「 外国為替証拠金取引」です。
つまり証拠金取引なのです。
具体的にお伝えすると、通常FXをするにあたり、1ドルのみ売買できるという事は少なく、 基本的には1万通貨毎の取引となります。(最小ロットが1万通貨の場合)
ではこれを現物で購入しようとすると、いったいいくらの現金が必要になるかというと、
1(米)ドル=110円の時
- 110円 × 1万通貨 = 110万円
このように1万ドルを手にする為には110万円もの 多額の資金が必要となります。
しかし証拠金取引の場合は必要な資金が変化します。
日本のFX口座の場合、証拠金の25倍までの資金を運用する事ができます。
先ほどの式に当てはめると、
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110円 × 1万通貨 = 110万円
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110万円 ÷ 25倍 = 4万4千円
このように わずか4万円ほどの資金があれば、110万円もの資金を動かす事ができるのです。
先ほどの為替レートから、4円上昇し114円になった場合は、
- 1万通貨 × 4円 = 4万円の利益(含み益)
このようになり、資金が2倍になります。
逆にレートが下がり、106円になると、
- 1万通貨 × -4円 = -4万円の損失(含み損)
このようになり、資金が無くなる事になります。
本来は、 資金が無くなる前にロスカットが施行されて、強制的に決済されます。
証拠金に対する運用している資金の比率を レバレッジと言い、日本のFX口座の場合は25倍がマックスです。
例えば、為替レートが1ドル=100円の時に、1万ドルを運用した時のレバレッジと証拠金維持率はこのようになります。
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証拠金:FX口座に入れている資金の事(≒有効証拠金)
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証拠金維持率:有効証拠金÷必要証拠金×100
この証拠金維持率が100%を切ってくると、強制ロスカットの危険性が高まります。
逆にレバレッジが効いていない(1倍)は現物取引をしているようなものですので、強制ロスカットが発動する事はありません。
FXを魅力的に感じる3つのメリット
FXは現物で購入する株と違い証拠金を担保により大きな資金を動かす事ができます。
※株式にも先物取引など現物以外での取引は存在します。
少額から始める事ができる
FXは現物で取引するわけではなく、証拠金を担保に取引します。
そして証拠金の25倍までの資金を動かす事ができる為、少額から始める事ができるのがメリットです。
1ドルが100円の場合、現物取引では100万円必要なのに対し、わずか4万円で取引できるのは大きいですよね。
現物取引と違い、売りからも仕掛けられる
現物取引と大きく違う事は、 売りからもエントリーできるという点です。
これはかなり大きなメリットです。
現物取引の場合、手元に無いものは売れません。
株の場合は、その株を買う事で保有し、その株を売る事で利益を出します。
つまり 買って売るしかないのです。
旅行に行くために円をドルに換えるのもそうです。
ドルを買って旅行に行き、余ったドルを売って円に戻します。
しかし、証拠金取引の場合、実際に売買をしているわけではなく、証拠金を担保に取引ができる為、売りから入る事もできます。
為替レートが1ドル=105円の時にドルを1万通貨買い、110円で売る
- 105万円(で買った) ⇒ 110万円(で売った)
- 5万円の利益
為替レートが1ドル=110円の時にドルを1万通貨売って、105円で買う
- 110万円(で売った) ⇒ 105万円(で買い戻した)
- 5万円の利益
こちらは実際の為替の変動になります。
2010年から2020年の10年間のドル円の為替レートになります。
こう見ると、2012年の頃には1ドル80円だったのが、2016年には120円になっています。
たった4年間で40円も円安になっている事が分かりますね。
2020円11月現在では、1ドル105円程度で推移しています。
為替市場が開いている時間が長い
日本株を売買する時は、証券取引所が開いている時にしか行う事ができません。
東京証券取引所は、
このように、一日の中でわずか、5時間しか売買ができないようになっています。
それに引き換えFXはシステムメンテナンスを除き、 平日は24時間いつでも取引を行う事ができます。
FXの市場は、世界の銀行間の外国為替市場です。
つまりどこかの国が日中である限り、市場は開いているのです。
当然ですが地球は球体である以上、必ずどこかの国は日中です。
その為、FXの市場は24時間稼働しているのです。
その中でも特に、世界の三大為替市場は有名です。
FXが恐れられている3つのデメリット
FXは証拠金を担保に取引を行う為、様々なリスクが伴います。
そのリスクは資産の変動に直結する事が多い為、怖い、ギャンブル、というようなイメージにもつながっているものと思われます。
おそらくあなたが抱いている不安もここからきていると思います。
具体的に3つ見てみましょう。
少額で投資しているのに損失額が大きくなりやすい
少額から投資ができる事はメリットですが、 少額であるがゆえに、レバレッジが大きくなりやすいという事でもあります。
証拠金維持率が100%を下回ると、ロスカットのリスクが高まります。
ロスカットはあなたの資金が不足する事を防止してくれますが、強制決済で損が確定してしまう為、証拠金維持率には注意しましょう。
為替レート1ドル=100円の時に1万通貨を買いでエントリー
世界情勢などの突発的な要素で急変する
これはFXに限った事ではなく、株式投資にも言える事ですが、その時々の情勢により、価格が急変するリスクがあります。
特に証拠金取引を行うFXは、現物取引を行う株と比較しても、大きなリスクを抱えています。
スイスフランショックなど、瞬間的に数十円も変化する事もあります。
デメリットでもある!?市場が開いている時間が長い
市場が開いている時間が長い事は、メリットでもお伝えしましたが、逆に常に開いているという事は、 エントリーしている限り、価格が変動している事になります。
プロトレーダーでもない限り、常にチャートを眺める事はできない為、十分に注意する必要があります。
私も一時期は、 値動きが気になりすぎて、夜も眠れない状態になった事もあります。
今でこそ、一喜一憂することなく、淡々と取引できるようにはなりましたが、初心者の方は、無理のない範囲で少額から始める事を強くお勧めします。
世界最大のカジノと言われるギャンブル性の強い取引である
FXは「 世界最大のカジノ」とも言われるほど、ギャンブル性が強いと言われています。
チャートの形状から値動きを予測するテクニカル分析や、アメリカや日本といった 国の情勢から値動きを予測するファンダメンタルズ分析を駆使しても、その通りに動く事は多くは無く、突発的に変動する事もよくあります。
思惑の方向へ動いた時は大きく資産を増やす事ができる一方、逆行すれば資産を大きく減らす危険性もある為、十分に注意する必要がるのです。
まとめ
いかがでしたか。
FXの魅力はたくさんありますが、それと同じくらい多くの危険性も秘めているのが、FXです。
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簡単に儲ける事ができそう
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ギャンブルみたいで大損しそう
最初にお伝えしたこの2つのワード。
この記事を見て頂いたあなたは、その意味がお分かりになったのではないでしょうか。
資産運用の大原則は、長期と分散です。
この大前提を崩す事無く、 余裕資金で、最悪目減りしても良い金額でFXを楽しむのが良いと私は思います。
FXはギャンブル性が強いですが、しっかりとリスク管理を行う事で、最小限に抑える事ができます。
逆に少額の資金を短期間で大きく増やしてくれる可能性も秘めています。
単に怖いという理由で手を出さなければ、機会損失につながる事もあるかもしれません。
メリット、デメリットを今一度まとめてみます。
FXを魅力的に感じる3つのメリット
- 少額から始める事ができる
- 現物取引と違い、売りからも仕掛けられる
- 為替市場が開いている時間が長い
FXが恐れられている3つのデメリット
- 少額で投資しているのに損失額が大きくなりやすい
- 世界情勢などの突発的な要素で急変する
- デメリットでもある!?市場が開いている時間が長い
これからもFXに関する情報を発信していきますので、楽しみにしていてくださいね。
あなたの人生をより豊かに。
それでは、こーへいでした。