50日移動平均線でサポートが入ったか?ビットコインの買い時を考察します
最近のビットコインは価格が大きく変動しているね。
元々、仮想通貨自体、ボラティリティが大きいからね。
これからビットコインに投資したい場合は、どうすれば良いのかな。
タイミングを計る事は無理だから、少額から始めてみるのも良いかも。
2021年1月は、ビットコインにとって大きな値動きがあった月でした。
史上最高値を付け、その後の暴落。
今は、1ビットコイン=350万円ほど(1月31日現在)
ここ最近、何かと話題の多いビットコインです。
興味があり投資しようとしても、 高値圏で推移しているビットコインに手を出せない投資家もいるのではないでしょうか。
一番気になるのは、ビットコインを買うタイミングはいつなのかという事。
そこで今回は、ビットコインの値動きとともに、ここ数日間のビットコインに関するトピックスをご紹介します。
最後には、買い付けるタイミングに関するお話もします。
この記事は3分ほどでサクサク読めるので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
それでは、どうぞ!
今月のビットコインの値動きをチェック
MichaelWuenschによるPixabayからの画像
2020年の年末からビットコインは急騰を見せ、 1月8日には史上最高値となりました。
その時の価格が1ビットコイン=430万円ほど。
その後は一気に暴落し、320万円をつける場面も。
わずか数日の間で100万円もの値動きがあるとは、さすがビットコイン。
ボラティティティが大きいです。
その後、再び400万円を回復する場面もありましたが、長続きはしませんでした。
ビットコインは1~2月にかけて暴落するというアノマリーがあるそうです。
ちなみにアノマリーとは、法則・理論から見ても異常である事や、説明できない事象の事です。
つまり何故かは分からいけど、ビットコインは1月~2月に売られやすいという事です。
果たして本当にそうなのか、実際に確認してみました。
年 | 週足 | 高値 | 安値 | 直近高値からの下落率 | 備考 | |
2016 | 15.12.31~ | 56847 | 約27% | |||
16.1.10~ | 41294 | |||||
2017 | 17.1.1~ | 152262 | 約43% | |||
17.1.8~ | 86000 | |||||
2018 | 17.12.3~ | 2378320 | 約72% | |||
18.2.4~ | 646271 | |||||
2019 | 18.11.11~ | 725834 | 約49% | |||
19.1.27~ | 366362 | |||||
2020 | 20.2.9~ | 1152563 | 約64% | 1月に暴落は起きなかったがコロナで暴落 | ||
20.3.8~ | 413907 | |||||
2021 | 21.1.3~ | 4359307 | 約31% | |||
21.1.17~ | 2978879 |
こうして確認してみると、2020年を除くすべての年で、 1月~2月にかけて20%を超える暴落が起きている事が分かります。
昨年である2020年は、アノマリーに該当しなかったわけですが、コロナショックによる影響により、 3月にかけて64%を超える大暴落が起きています。
そして、今年の数値を眺めてみると、直近の高値430万円から、約30%程度の下げとなっています。
他の年と比べてみると、下落率が少ない事が分かります。
果たして2月にさらに下落する事になるのか。
あるいは、すでに底打ちしたのか。
今後の展開に注目したいと思います。
ビットコインは50日移動平均線でサポートが入ったか?
ビットコインの日足チャートを眺めてみると、50日移動平均線でサポートされているようなチャートを形成しているのが分かります。
ちなみに 移動平均線とは、一定期間の平均価格を線で表したものです。
例)50日移動平均線 = 50日間の価格の平均値
この移動平均線は、価格のトレント方向や、トレンドの強弱を見る為の最もポピュラーなテクニカル指標です。
その為、チャートを分析するにあたり、多くの投資家、トレーダーが参考にしています。
ちなみに移動平均線は多くの場合、単純移動平均線(SMA)の事を指します。
この移動平均線付近では心理的節目となり、上昇相場の場合は、サポートが入りやすく、逆に下落している相場では、レジスタンスになりやすいです。
改めてビットコインの日足チャートを眺めてみましょう。
直近の高値から下落しておりましたが、 50日移動平均線をサポートに下げ止まっているように見えます。
このままサポートを起点に再び上昇してくれると、強気相場は継続という事になります。
しかし、ここからの上昇が起きないと、やがて移動平均線が横向きになり、方向感のないボックス相場に突入する可能性もあります。
またここからの下落があるようなら、 20日移動平均線が50日移動平均線を下回り、デッドクロスを形成する可能性があります。
200日移動平均線とは乖離している
移動平均線を確認する時は、 短期、中期、長期のそれぞれ3本を組み合わせながらのテクニカル分析を行います。
今現在、50日移動平均線にサポートされていますが、200日移動平均線とは大きな乖離が目立ちます。
もしも50日移動平均線を下にブレイクアウトした場合は、次は200日移動平均線をターゲットに一段の下落があるかもしれません。
ただし、相場というのはテクニカル通りにはいかないものです。
あくまでもテクニカル指標やオシレーターは、参考程度にしておくのがベストですね。
直近のビットコイントピックスをご紹介
WorldSpectrumによるPixabayからの画像
昨年末から始まったビットコインの高騰ですが、その影響もあり、仮想通貨取引所へ口座を開設する方が増えたようです。
この影響もあり、 国内仮想通貨取引所大手のコインチェックは、口座開設の際の本人確認に時間を要している旨の案内が出ています。
このように、ビットコインの高騰を皮切りに、仮想通貨へ新規参入する方も増えてきている事が分かります。
更に直近では、市場に影響を与える大きなニュースが2つありました。
※2021年1月31日現在
テスラCEOイーロンマスク氏のツイッタープロフィール
イーロンマスク氏と言えば、電気自動車を提供するテスラのCEOです。
そのイーロンマスク氏が、ツイッタープロフィールを、何とも意味深なものに変更しています。
このプロフィール変更からわずか数分間の内に、ビットコインが急騰しました。
「 #bitcoin」とだけ書かれたプロフィールに、市場では何かが起きるかもしれないとの期待感から価格が急騰。
その後は、350万円程度で推移しています。
果たして、このプロフィールにはどのような意味が込められているのか、気になるところです。
マイクロストラテジー社が更なる買い増しを検討か
ここ数日でのニュースでは、マイクロストラテジー社も大きなニュースだったと思います。
マイクロストラテジー社は、最も多くのビットコインを所有している企業です。
その数は、70784ビットコインだそうです。
1ビットコインが今現在350万円ほどで取引されているので、
350万円 × 70784 = 約2500億円
数字が大きすぎてよく分かりません。
そんなマイクロストラテジー社ですが、今後更なる買い増しを検討しているようです。
仮想通貨ビットコインを最も多く保有する米ナスダックの上場企業MicroStrategy社がQ4(2020年第4四半期)の決算書類で、更なるビットコインを購入する意欲を明かした。
MicroStrategyは現在、計70,784 BTC(約2,500億円)のビットコインを所有しているが。Saylor CEOは同社のビットコイン財務資産戦略で、ビットコインへの投資を継続する姿勢を示した。
最新の決算書類では、「ビットコイン購入というパイオニア的な事業方針は、我が社を仮想通貨市場のソートリーダーにさせてくれた。また、会社にも多くの利益を与えられた」、「これからもビットコインを保有し、過剰なキャッシュフローをビットコインに充てていく。さらに、企業戦略の一部として、更なるビットコインを調達する方法を探っていきたい」と方針を語った。
ビットコインの購入が実現すれば、昨年12月に、転換社債を販売し調達した約680億円のうちの660億円を用いて29,646 BTCを購入した事例に続く。
Saylor氏自身も、発行上限のあるビットコインの擁護者で、米ドルのインフレヘッジとして昨年の8月に初めて企業の現金資産を利用しビットコインを購入。個人でも、17,732 BTCを保有している。
結局、どのタイミングで買い付ければ良いの!?
Марина ВельможкоによるPixabayからの画像
昨年より価格が高騰し、現在も注目を集めているビットコインですが、結局、どのタイミングで買い付ければ良いのでしょうか。
先ほどの50日移動平均線がサポートとして機能したとしたら、これから更に上昇するかもしれません。
逆に割り込んでしまうと、更なる下落が待っているかもしれません。
このように私たちは、今後を予測する事などできないのです。
未来は誰にも分かりません。
ただし、手を出さなければ投資するチャンスを失うかもしれません。
これを 機会損失と言います。
その為、ビットコインに投資をしたい場合は、 少額で複数回に分けて買い付けると良いでしょう。
複数回に分ける事で、取得単価を平均化させる事ができます。
これをドルコスト平均法と言います。
ただ、ビットコインをはじめ、仮想通貨はボラティリティが大きいです。
余裕資金の範囲内で買い付けをしてくださいね。
そして、あくまでもメインの資産運用は、長期&分散投資であるインデックス投資です。
これは今後も変わりません。
このようにインデックス投資のように、コツコツと資産を形成するベースを確保する事で、ビットコインのようなリスクの高い商品にも手を出す事が可能になります。
いきなり FXやビットコインのように値動きの激しい金融資産に手を出してしまうと、当たれば大きく資産を増やせますが、逆に外れれば大きく資産を目減りさせるリスクが伴います。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、昨年末から高騰を見せているビットコインについて、今月の値動きと、直近のトピックスをお伝えしました。
ビットコインへの投資は、将来性はあるものの、今後の値動きなど予測する事は不可能です。
最悪の場合、 資産が無くなっても構わない金額の範囲内で、しかも証拠金取引ではなく、現物で保有する事をオススメします。
証拠金でレバレッジを効かせたいのであれば、ビットコインではなく、FXで充分です。
実際に私もFXをしています。
しかし、これはあくまでも、長期投資があってのお話。
資金の全額、あるいは大半をFXやビットコインにつぎ込むのは危険です。
資産運用はギャンブルではありません。
必ず余裕資金の範囲内で、楽しんでくださいね。
あなたの人生をより豊かに
それでは、こーへいでした。