積み立て投資で損をする人4選!当てはまるなら市場で生き残れません
積み立て投資で毎日株価をチェックする方
市場の値動きが気になりすぐにチャートを確認してしまう方
積み立て投資なのに始めるタイミングを見計っている方
投資を始めると毎日の値動きが気になるの。
積み立て投資は将来の為にしているんだよね。
そうなんだけど、資産が減ると心配で、、、
そんなに気にしていたら、市場で生き残れないよ。
株式投資を始めるなら、 まずは積み立て投資から始めるべきです。
投資を始めるきっかけは様々ですが、目的はほとんど同で、将来の値上がりを期待して株式投資の世界に足を踏み入れていると思います。
特にコロナショック以降は、連日のように株価が上昇し、投資初心者でも資産が増えている状態です。
逆に言うと、株価が下がり続けるような、またはリーマンショックやコロナショックといった、暴落を経験した事がない方もいるでしょう。
しかし市場というのは、一方方向で進み続けるという事はなく、 上げ下げを繰り返すものです。
今は順調でも、もし暴落が起きたら、連日のように株価が下がり続けていたら、投資初心者のあなたは耐えられるでしょうか。
今回は、積み立て投資で損をしてしまう人4選と題してご紹介します。
最後には積み立て投資をする為に重要な事も記載しています。
こちらの記事は3分で読めますので、ぜひ最後までチェックしてください。
それでは、どうぞ!
2020年はどのような市場だったのかを振り返る
Gerd AltmannによるPixabayからの画像
最近では行き先の不透明感や将来への不安から、投資に興味がある人が増えてきたように感じます。
そんな株式投資ですが、 市場はどのように推移していたのかを振り返ってみましょう。
年間の株価の推移を一覧で確認してみた
まず初めに日経平均株価に連動するETFで確認してみましょう。
こちらのグラフは、iシェアーズ・コア日経225ETF(1329)の株価推移になります。
続いて全米株式に連動するETFを確認してみましょう。
こちらのグラフは、バンガードトータルストックマーケットETF(VTI)のチャートになります。
どちらのグラフにも共通する部分がありますので、それぞれ見ていきましょう。
3月にコロナショックが起こる
まず目にとまるのは、3月末に起こる大きな値下げです。
コロナショックですね。
この時、日経平均は25000円を目前にし、20000円を大きく下回る大暴落が発生しています。
アメリカ株も大きく値下がりし、VTIは30%を超える大暴落となっています。
この時に囁かれていた事は、「米国株は終わった」「数年間は株価が低迷する」「ある程度持ち直しても2番底が来る」このような悲観的な意見が多かったです。
中には、連日の値下がりで株を手放した人も多いでしょう。
市場は急激に持ち直しV字回復をとげた
市場が大暴落をした後どうなったのかというと、 見事にV字回復をとげます。
たった2カ月で暴落前の水準に株価を戻す事に成功しているのです。
理由はいくつかありますが、 世界各国で実施された大規模な金融政策があげられます。
この時に株式投資を始める事ができた人は、資産を大きく増やす事に成功しました。
しかし株価の推移は結果論であり、今後どうなっていくのか、当時はまだ分かっていなかったのです。
ダウ平均が史上最高値を更新、日経平均もバブル水準へ
急激な回復をとげた後も株価は順調に推移していき、ダウ平均は11月に史上初となる3万ドルを突破しました。
年末には史上最高値を付け、2020年の取引を終えました。
日経平均株価もバブル崩壊後初の高値を付け、今年1月には29000円に迫る勢いです。
その後調整局面を迎えるものの、再度29000円を試す勢いとなっています。
そしてついに、2月8日に29000円を回復しました。
1990年8月以来の水準にまで上昇しています。
このように昨年1年間を振り返ってみると、年初に大暴落があったものの、その後は急激な株価の成長があった年でした。
最近では、コロナによる先行き不安から株式投資を始めた人も多くいます。
そしてその多くは、コロナショック以降に始めた人ばかりです。
株高の恩恵により資産が増えている人が多いと思いますが、逆に株価が下がる相場を経験していないとも言えます。
これから大きな変動があった時に、 市場で生き残れるのか、それとも撤退してしまうのかが分かれるでしょう。
積み立て投資で損をする人4選!当てはまるなら市場で生き残れません
Gerd AltmannによるPixabayからの画像
積み立て投資は、 長期目線で株を買い増ししていく投資です。
そのスパンは1年や2年ではなく、10年、20年といった長期の投資です。
長い期間では様々な事が起こります。
今から20年前と言うと、2001年です。
その間には、あのリーマンショックも発生しています。
リーマンショックの時は、株の大暴落後、同じ水準に戻すのに約4年の歳月を要しました。
それでも今は大きく成長を遂げています。
こちらのグラフを見ても分かるように結果からお伝えすると、 どこのタイミングで始めようとも、積み立て投資は資産を増やす事が可能だったと言えます。
しかしそれでも積み立て投資で損をする人はいます。
積み立て投資を途中でやめる
自動積み立てをしない
個別株やセクターを絞った銘柄に積み立てる
ファンド選びに失敗している
このような事をしてしまった場合です。
具体的に見ていきましょう。
積み立て投資を途中でやめる
積み立て投資は様々ありますが、日本の税金優遇制度として、積み立てNISAを活用している人もいるでしょう。
その積み立て投資で一番やってはいけない事は、 積み立て投資を途中でやめてしまう事です。
コロナショックやリーマンショックというように、〇〇ショックと呼ばれる大暴落が、今後発生するかもしれません。
たとえ株価の大暴落が起きてもやめるべきではありません。
これはなぜかというと、積み立て投資と言うのは長期を見据えた投資だからです。
目先の損得感情によって狼狽売りをしてしまえば、あなた自身で損を確定させる事になります。
残念ながら前回のコロナショックでも、多くの個人投資家が、狼狽売りをして、その後の株高を享受できなかったそうです。
株というのは、安く仕入れて高く売れば利益になります。
つまりコロナショックの時は、ショック前に株を手放し、暴落が起きた後に買えれば一番です。
しかしそんな事はプロでも難しく、ましてや私たちのような素人には絶対無理です。
その為、相場は一切読む必要はなく、全てプロに任せましょう。
また今現在、利益が出ていたとしても利益の確定売りはしない事が大切です。
時間を有効に使い、複利の力を効かせる事に専念すべきですね。
金融資産の売り方についてはコチラで解説しています。
自動積み立てをしない
積み立て投資は自動で定額を定期的に買い増す事が大切です。
これは何度も言うように、相場の天井や底を知る事ができないからです。
タイミングを見計らう事ができない以上は、全てプロに任せて運用する方が良いです。
毎月や毎日、毎週のように定額を買い続ける事で、価格の変動を抑える事ができます。
これをドルコスト平均法と言います。
個別株やセクターを絞った銘柄に積み立てる
積み立て型の投資は、 長期を見据えての資産運用となります。
よってどの国やセクター(業種)が、将来的に値上がりするかを、予測する事は不可能に近いです。
つまり、日本やアメリカといった一国にのみ投資する。
あるいは、新興国や先進国のみに投資する。
他にもセクターを絞った投資などは、リスクがあると言えます。
ファンド選びや運用方法に失敗している
長期で投資する為に多くの投資家は、投資信託で運用すると思います。
しかしそのファンド選びが失敗していると、将来的に得られる利益が少なるだけでなく、損する可能性が高くなります。
各種手数料が高いファンドを選んでいる
iDeCoや積み立てNISAといった制度を利用していない
インデックスファンドではなく、アクティブファンドを運用している
投資信託だけでもかなりの数がありますので、一握りの優良銘柄を保有するように注意しましょう。
積み立て投資をする為に重要な事はたったこれだけ
Nattanan KanchanapratによるPixabayからの画像
積み立て投資といっても必ず資産が増えるわけではありません。
株式と言うのはリスク資産ですので、絶対というのは存在しないからです。
しかし安心してください。
以下の事をしっかりと守るだけで、損をしにくくかつ、市場で生き残る事ができます。
それぞれ見ていきましょう。
長期で投資をする
積み立て投資は、長期を見据えた投資です。
最初の頃は目先の値動きに不安になる事も多いと思います。
しかし10年や20年という長期の投資ですので、日々の値動きに敏感になる必要は全くありません。
ほったらかし投資を心掛けましょう。
私の場合も、積み立て投資は、一切確認をしていません。
積み立ての自動設定をして、あとは機械的に買い増すだけです。
ただし定期的なリバランスをする事を考慮すると、1年に一回くらいは確認してみるのも良いでしょう。
毎日株価をチェックする必要はないのね。
分散投資を心掛ける
積み立て投資は、 その期間が長い為、どの銘柄やセクター、あるいは国が良いかを見計らう事は不可能です。
20年や30年後もアメリカが単独で首位を走っているかは分からないのです。
よって、広く分散投資をする事を心掛けましょう。
その中でも、 全世界株式インデックスファンド派と全米株式インデックスファンド派どっちが良いかという議論も良くあります。
コチラに関しては、別記事でまとめていますので、ぜひ併せてチェックしてみてください。
また分散投資というのは、銘柄を分ける事だけでなく、時間を分ける事も重要です。
積み立て投資は、積み立てる事自体が時間を分ける事に繋がります。
市場というのは誰にも予測できません。
その為、 定期的に買い増す積み立て投資は、理にかなった投資手法と言えるのです。
優良銘柄やファンドを選ぶ
長期投資を心掛けても、分散投資を心掛けても、そもそも投資している銘柄やファンドが悪ければ、損をしやすくなります。
積み立てNISAの場合は、金融庁が審査し許可を出したファンドしか取り扱っていない為、大きな失敗は少ないです。
よって、 まずは積み立てNISAに対応しているファンドの中から、さらにランキングで常に上位に入ってくるような投資信託へ投資するようにしましょう。
また証券会社選びも重要なポイントです。
私が積み立てNISAをしているSBI証券は優良な銘柄を選べるネット証券です。
まずは、資料請求から始めてみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、積み立て投資で損をする人4選をご紹介しました。
積み立て投資を途中でやめる
自動積み立てをしない
個別株やセクターを絞った銘柄に積み立てる
ファンド選びに失敗している
積み立て投資は、長期&分散が重要です。
目先の値動きをいちいち気にしているようでは、長く続ける事はできないでしょう。
一度設定をしたら、あとはほったらかしでも大丈夫です。
自信を持って株式投資を始めてみましょう。
Gerd AltmannによるPixabayからの画像
あなたの人生をより豊かに
それでは、こーへいでした。