FX=ギャンブル?正しく運用すればメリットがあると言える3つの理由
FXはギャンブルだと思い込んでいる方
FXには興味があるけど、リスクが分からず怖い方
個別株や仮想通貨に投資している方
最近、FXのCMをよく見かけるね。
CMタレントも豪華だよね。
でもFXってギャンブルなんでしょ?
ギャンブルになる要素は確かにあるよ。でもね、正しく運用する事で、大きなメリットもあるんだ。
FX。
このワードを聞くと、多くの方が思う事。
なぜここまで、 FX=ギャンブルという事が浸透したのでしょうか?
その要素はいくつかあるとは思いますが、最近再び注目を集めているFXです。
CMでもよく見かけますよね。
そして、登場するタレントさんが豪華!
いくつかピックアップしてみましょう。(2021年2月現在)
全員が日本を代表するタレントさんばかり!
CMがきっかけで始めた人もいるかもしれませんね。
しかし多くの方は、 よく分からない。怖い。ギャンブル。
このように思っている事でしょう。
そこで今回は、なぜFXがギャンブルと認識されているのかをご紹介します。
そして、正しく運用すればメリットがあると言える3つの理由も解説します。
今回、この記事を通して、FXはギャンブルという考え方が変わるはず!
ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
それでは、どうぞ!
そもそもギャンブルとは何?
Free-PhotosによるPixabayからの画像
FXがギャンブルなのか。
それとも違うのか。
これを考える為にも、そもそもギャンブルとは何かを考える必要があります。
ちなみに日本では、 ギャンブルなどの賭博行為を行う事は、賭博罪等により禁止されています。
その為、ここでお伝えするギャンブルは、国が許可した公営ギャンブルについてお伝えします。
これらの公営ギャンブルに共通するところは、以下の通りです。
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主催者が存在している
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主催者が必ず儲けを出す仕組みになっている(還元率が低い)
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勝ち負けは運に左右される
このように、主催者(胴元)が必ず儲かる仕組みになっているのが、ギャンブルの特徴です。
また還元率というのは、賭けた金額の内いくら戻ってくるのかの利率の事です。
宝くじの場合は、還元率が約45%。
これは、1万円で4500円を手にしているようなもの。
低いですよね。
特に宝くじに関しては、別記事でもまとめていますので、併せてチェックしてみてくださいね。
なぜFX=ギャンブルという認識がされてるのか
Csaba NagyによるPixabayからの画像
今一度、公営ギャンブルに共通するところを見てみましょう。
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主催者が存在している
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主催者が必ず儲けを出す仕組みになっている(還元率が低い)
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勝ち負けは運に左右される
こちらを見た時に、 FXの場合、主催者(胴元)は存在していません。
証券会社に口座を開設する必要はありますが、証券会社自体が胴元になる事はないです。
また主催者が存在しない為、還元率も高いです。
FXの場合、取引手数料は無料の場合がほとんどです。
ただし、スプレッドが開いている分、還元率が100%になる事はありません。
よって、スプレッドが実質的な手数料となります。
このようにFXとギャンブルでは上記2項目については、全く別として捉える事ができます。
では、 3つ目の勝ち負けは運に左右されるという事についてはどうでしょう。
FXをやった事がない人の勝手なイメージ
おそらくFXをやった事がない人のイメージとして強いのは、先ほどお伝えした「勝ち負けが運に左右される」という事なのではないかと思います。
実は、この項目については、ギャンブルとは全く別であるとは言い難いのは事実です。
FXは、為替変動による損益で利益を狙う投資です。
つまり為替の値動きを予測する必要があるのですが、その時の情勢や、主要人の発言などによって、予測どおりにいかない事も多いです。
特に投資初心者は、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析を怠る傾向にあります。
その為、ここのイメージが強く、FX=ギャンブルという認識が生まれていると思われます。
FXを適当にやり、資金を溶かす事例がある
またFXに多額の資金をつぎ込み、大きく負け越して、市場から退場させられる人も少なくありません。
その多くは、よく調べもせずに、儲かるかもしれないという、欲に任せた投資をしている人に共通するところです。
つまり、 自らFXを投資ではなく、投機(ギャンブル)としているのです。
実際、そういった方の多くが、一瞬にして資金を溶かす事が多いです。
ちなみに私も以前は、当たれば大きく勝てるけど、負けると資産を大きく失うような、一喜一憂の投機をしていました。
そしてロスカットを3回も味わっています。
このようにFXを適当にやり、資金を溶かす事例がある為、FX=ギャンブルという認識が生まれていると思われます。
投資信託といった堅実な投資をしている人たちの妬み
こちらの話も聞く事が多いです。
投資の原則は、 長期にわたり分散して投資する事で、堅実に資産形成を図る事ができます。
それらの制度として、iDeCoやNISAなどがありますね。
こうした堅実な積み立て型の投資を心掛けている人からすると、一発で大きく資産を増やすFXトレーダーは、まるでギャンブルで勝ったかのように見えるでしょう。
実際、FXで億を稼いでている人たちもいますから、そうしたイメージも先行して、FX=ギャンブルという認識が生まれているとも思われます。
FXがギャンブル的要素を持つ理由
Boonmachai MingkhwunによるPixabayからの画像
実際には、的確な投資手法で臨めばギャンブルではなくなるFXですが、それでも資産を溶かしてしまう人がいます。
そこには、 FXが持つギャンブル的要素があるからです。
そのギャンブル的要素を持つ理由として、レバレッジと為替変動の読みにくさがあります。
レバレッジの存在
FX最大の魅力であるレバレッジですが、証拠金を担保にそれ以上の資金を運用できる為、レバレッジを上げれば上げるほど、リスクは大きくなります。
例えば、1ドル=100円の時に必要な証拠金ですが、日本の証券会社では最大レバレッジが25倍までと決まっています。
通常、最小取引数量は1000~1万通貨である為、仮に1万通貨だった場合は、
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1万ドル × 100円 = 100万円
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100万円 ÷ 25倍 = 4万円
このように100万円分をわずか4万円で運用できるという事になります。
証拠金が100万円の場合は、レバレッジが1倍。
証拠金が4万円の場合は、レバレッジが25倍です。
ここから、思惑の方に価格が1円動いた場合、どちらも1万円が含み益になります。
しかし、利率で言うと大きな違いです。
レバレッジ1倍の場合、100万円が101万円になる為、運用利回りは101%です。
しかしレバレッジ25倍の場合、4万円が5万円になり、運用利回りは125%となります。
このようにプラスなら大きなリターンが期待できますが、逆だった場合はどうでしょう。
レバレッジ1倍の場合は1%のマイナスで99万円です。
それがレバレッジ25倍の場合は25%のマイナスで3万円となります。
このようにレバレッジを大きくすると、リスクが大きくなる半面、リターンも大きくなります。
為替変動の読みにくさ
ギャンブル的要素を持つ理由の2つ目は、為替変動の読みにくさです。
テクニカル分析やファンダメンタルズ分析をしても、全てが思惑通りに動くかは、分かりません。
当然、実績を積めば為替の動きを予測する事はできるようになります。
しかし初心者の多くは、上がるか、下がるか2択しか考えない為、それはギャンブルとなります。
なぜなら、一回目は50%の確率で当たるかもしれませんが、それが何度も続く事はあり得ないからです。
正しく運用すればメリットがあると言える3つの理由
結局はギャンブル要素が強いって事?
正しく運用すれば、決してギャンブルなんかじゃないんだよ。それに大きなメリットもあるしね。
少額から始める事ができる
FXはレバレッジを適切に管理する事で、 手元にある資金以上の取り引きを行う事ができます。
FXは、まず少額から始める事が大切です。
還元率が非常に高い
FXに胴元は存在しません。
証券会社はあくまでも仲介です。
よって還元率は非常に高い事で知られています。
スプレッドによる実質的な手数料を差し引いても、還元率は99%越えです。
つまりパチンコをするよりも、はるかに手元に残る資金は多いです。
実は価格変動が株式よりも低い
株式と為替のボラティリティを比較すると、実は為替の方が、価格が安定しています。
株式の場合、値動きによっては、株価が2倍や3倍になる事もありますよね。
では、為替が2倍、もしくは半分になる可能性はどれくらいあるでしょう。
具体的に言うと、通貨ペア「ドル/円」のレートが、1ドル=200円や、50円になりそうでしょうか?
全く無いとは言い切れませんが、ほぼあり得ないですよね。
このように為替相場は、ボラティリティが安定していると言えます。
その為、リスクの範囲内において、レバレッジをかける事で、資金を増やす事が可能なのです。
FXをギャンブルにしない為のコツ
Gerd AltmannによるPixabayからの画像
なるほどね。結局は扱い次第って事ね。
確かにそうなるね。
正しく運用すればメリットがあるはずのFX。
その為にも、FXをギャンブルにしないようにするコツを知る事も必要です。
感情で取り引きしない事
まず最も重要なポイントは、 感情で取り引きしない事です。
FXは証拠金で取引する為、 買いからも売りからもエントリーできます。
例えば、買いでエントリーしたとしましょう。
その直後に価格が下がったらどう思いますか?
予想に反して逆行した相場。
一度損切りして、今度は売りからエントリー。
やりたくなりますよね?
そもそも買いでエントリーした時に、上がると思った理由があるはずなのに、すぐさま感情に流されて逆でエントリーする。
このように感情で取り引きすると、これはもはやギャンブルです。
確固たる理由があって、エントリーと決済はするように心がける事が大切です。
ちなみに私の場合は、自分が決めたルールに従って、取り引きをしています。
よく分からない通貨ペアを選ばない事
初心者にオススメなの通貨ペアは「ドル/円」です。
為替レートは、通貨どうしの需要と供給のバランスで変動します。
よって、 「ドル/円」を取引する場合には、円の発行元である日本と、米ドルの発行元であるアメリカの情勢を考える必要があります。
先進国の場合は、情勢が安定している事が多く、通貨は比較的安定します。
しかし新興国は、その時々で通貨の変動が大きく動くときがあり、初心者にはあまりオススメできません。
また、先進国でも「ドル/円」をお勧めする理由としては、ストレート通貨と、クロス通貨が存在する為です。
「ドル/円」や「ユーロ/ドル」のように基軸通貨である米ドルが直接絡んだ通貨ペアの事です。
「ユーロ/円」や「豪ドル/円」などのように、米ドル以外の通貨ペアの事です。
このクロス通貨は、直接通貨が取り引きされているわけではなく、 基軸通貨である米ドルを介して間接的に取り引きされている事がほとんどです。
例えば、「豪ドル/円」を取引する場合は、オーストラリア、日本だけでなく、アメリカの状況にも左右される為、初心者には難しい場合もあるのです。
その為、最初に練習すべきなのはストレート通貨であり、日本円を含んだ「ドル/円」という事になります。
証拠金は必ず余裕資金で準備をする事
証拠金は、取り引きできる数量に直結する為、多く資金があるほど利益も大きくなります。
しかし、損失も大きくなる危険性があります。
投資初心者の場合は、まずは実践を積む事です。
当然、実践の中で負ける事もあります。
最初から、資金を全額入れ込んだり、借金してまで資金調達したりするのは、絶対にやめてください。
必ず、余裕資金で少額から何度も練習する事が大切です。
価格変動を分析する能力を実践で身に付ける事
為替レートの変動は、一見すると予測不能のように思えます。
しかし、 実践を積む事で、自分なりの勝ちパターンを身に付ける事は可能です。
これは実践を積む事でしか身につきませんので、最初は少額でいろいろなパターンを練習するのが良いです。
そしてその時にオススメなのが、FXのデモトレード。
右も左も分からない方は、まずはデモトレードで感覚を身に付ける事から始めましょう。
しかし、デモトレードで身に付けられるのは、チャートの動きになれる事や、エントリーや決済といった知識に留まります。
本番さながらの怖さや恐怖、これを学ぶ事や克服する為には、実践を積むしかありません。
デモトレードの時は、成績優秀でも、本番では思うようにいかないという事もよく聞きます。
これは身銭がかかっている事で、恐怖し、スマホの画面をタップできないからです。
その為、デモトレードが完璧だからと言って、実践でいきなり勝負するのではなく、価格変動を分析できる能力がしっかりと身につくまで、少額で何度も実践練習する事が大切です。
ポジポジ病にならない事
FXにある程度慣れてくると、常にポジションを取りたくなります。
自分が持っていない時に、機会損失を被りたくないからです。
特にFXは、買いからも売りからもエントリーできる為、決済した後に、今度は売りからエントリーという事もできます。
しっかりと分析をした上でのエントリーなら良いのですが、常にポジションを取りたいという気持ちは「これで当てたい」というギャンブルの気持ちと同じです。
私の場合、タイミングが無い時は、2週間ほどエントリーしない事もあります。
しっかりと自分が決めたタイミングでエントリーするようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、FXはギャンブルなのかについて解説しました。
FXはギャンブルとは異なりますが、その要素、危険性は持ち合わせています。
しかし、リスクの範囲内で正しく運用すれば、メリットがたくさんあります。
ギャンブルにならないよう、自分をコントロールしてFXを楽しみましょうね。
感情で取り引きしない事
よく分からない通貨ペアを選ばない事
証拠金は必ず余裕資金で準備をする事
価格変動を分析する能力を実践で身に付ける事
ポジポジ病にならない事
Denise HustedによるPixabayからの画像
あなたの人生をより豊かに
それでは、こーへいでした。