1pipsっていくらの事?FX初心者に向けて分かりやすく解説します
FX初心者の方
為替取引に興味のある方
FXでどれくらいの儲けを出す事ができるのか知りたい方
FXを始めるにあたって覚えないといけない用語って多いよね。
確かにね。特に僕の場合、用語そっちのけでトレード始めちゃって、後になって苦労したよ。
今回は、pipsについて解説するのね。
FXに興味がある人って、儲けたいと思っている人だろうから。1pipsでいくら儲けが出るのか知りたいだろうからね。
FXには多くの専門用語が存在しており、私は用語そっちのけでトレードを始めてしまった一人です。
当然、ルールも分からないで始めてしまうと、勝てないのは当たり前ですよね。
特に単位として存在している「pips」
よく分からないから、〇〇円みたいに分かりやすい単位で表示してくれれば良いのですが、そういう訳にもいきません。
そこで今回は、FXで使われる共通の単位pipsとは何かを解説します。
このpipsがいくらの事かが分かると、あなたが儲けを出す為に必要なpips数も見えてきます。
それでは、どうぞ!
FX共通の単位「pips」って何?
Gerd AltmannによるPixabayからの画像
まず初めにpipsって何て読むの?
ピップス。もしくはピプスなって呼ぶよ。
FX共通の単位としてのpips(ピップス)ですが、意味合いとしては、通貨の1%あるいは値動きの最小単位を指しています。
例えば、ドル/円やポンド/円のように決済通貨が円の場合で考えてみましょう。
この場合は、日本円の最小単位は1円です。
1円の1%は0.01円です。
よって、1pips=0.01円(1銭)という事になります。
こちらの為替レートで確認してみましょう。
ドル/円の為替レートを確認してみると買値が109.919とあり、売値が109.917とあります。
このように決済通貨が円の場合は、枠で囲った部分が1pipsとなります。
1pipsに満たない数値は小さく表記されている為、分かりやすいです。
1pips=1銭なので、100pipsの値動きで1円の値動きが生じます。
では次にユーロ/ドルやポンド/ドルのように決済通貨がドルの場合で考えてみましょう。
この場合、ドルの最小単位は1セントです。
1セントは1ドルの1%であり、最小単位の1%がpipsである事を考えると、このようになります。
1pips=0.0001USD(ドル)
つまりドルの1pipsは1ドルの1万分の1であるという事です。
円は分かりやすいのに、、、
確かに日本人にとっては、決済通貨が円の方が分かりやすいね。
こちらも同じように為替レートで確認してみましょう。
ユーロ/ドルの為替レートを確認してみると買値が1.17687とあり、売値が1.17683とあります。
このように決済通貨がドルの場合は、枠で囲った部分が1pipsとなります。
こちらも1pipsに満たない数値は小さく表記されている為、分かりやすいです。
1pips=0.0001ドルなので、100pipsの値動きで0.01ドル(1セント)の値動きが生じます。
1pipsはいくらの事?利益の計算方法を解説します
pipsが分かったところで、実際の利益について解説します。
まずは、日本人になじみやすい決済通貨が円の場合で考えてみましょう。
通常FXでは、1万通貨単位での取引となる為、仮に1pips利益が出た場合は、このようになります。
1pips=0.01円
0.01円×1万通貨=100円
このように、 決済通貨が円であれば1pipsの利益は100円という事になります。
しかし最近は1000通貨単位での取引も多く、その場合は
1pips=0.01円
0.01円×1000通貨=10円
このように 10円の利益になります。
具体的にドル/円のチャートを使って確認してみましょう。
こちらはドル/円の1時間足チャートになります。
例えば、108.600の時に1万通貨のロングポジションを保有したとします。
相場が上昇していき、現在の価格109.959の時に決済したとしたら、いくらの利益になるでしょうか?
正解は、13590円です。
109.959-108.600=135.9pips
1pips=100円
135.9pips×100円=13590円
では次に、日本円を介さない決済通貨がドルの場合で考えてみましょう。
同じように1万通貨単位で取引したとするとした場合、1pipsの利益はこのようになります。
1pips=0.0001USD
0.0001USD×1万通貨=1USD
このように1ドルが利益になります。
しかし、私たちは日本の円を証拠金に取引をしています。
その為、 1ドルをその時のドル/円の為替レートによって置き換え、日本円で利益が支払われます。
1ドル=100円の為替レートの場合は、100円が利益になります。
ドル/円の為替レートは100円前後で値動きしている為、 1pips≒100円と考えて頂いても良いです。
具体的にユーロ/ドルのチャートを使って確認してみましょう。
こちらはユーロ/ドルの1時間足のチャートになります。
例えば、1.19250の時に1万通貨のショートポジションを保有したとします。
相場が下落していき、現在の価格1.17647の時に決済したとしたら、いくらの利益になるでしょうか?
※現在のドル/円の為替レートが1ドル=109.959円です。
正解は、17626円
0.19250-1.17647=160.3pips
160.3pips=0.01603USD
0.01603USD×1万通貨=160.3USD
160.3USD×109.959=17626円
このように円以外の通貨では、決済の時に、ドル/円の為替レートによっても利益や損益が変わる可能性があります。
最初は難しいかもしれませんが、少しずつ慣れていきましょうね。
FXで儲けを出す為には何pips必要?ロットの違いにより大きく変わる
なんか数字が多くて難しいのね。
僕も最初は利益計算がよく分からなくて戸惑ったよ。
実際は、FXで儲けを出すには何pipsくらい必要なの?
それは、どれくらいポジションを持っているかや、取引数量によっても違いがあるな。
FXで儲けを出す為には、いったいいくらのpips数をとれば良いのでしょう。
結論からお伝えすると、それは人によって変わります。
ドル/円を例に見てみましょう。
仮に1日の目標を1万円とした時に、どれだけのpips数を取れば良いのでしょう。
結果はこうなります。
このように同じ1万円を狙おうとしても、 取引数量や、ロット数の違いによって、pips数に違いがある事が分かります。
こうしてみると、1000通貨取引では、1万円を狙うにはロット数を上げないと現実的ではない事が分かりますね。
1000pipsというと、ドル/円相場で10円の値動きに相当します。
逆に400万円の資金があれば、たったの1pipsで1万円を狙う事も可能ですが、 一日に数十pips~数百pips動く相場を考えると、かなりのハイリスクである事も分かりますね。
適切なリスクの範囲内で取引する事が大切なFXです。
1pipsで得られる利益を考える事も大切ですが、1pipsで失う損失を重要視していく事が大切です。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、FXの単位であるpipsについて解説しました。
通貨の1%あるいは値動きの最小単位の事である。
1万通貨取引の場合は100円(※ドル決済の場合は約100円)
1000通貨取引の場合は10円(※ドル決済の場合は約100円)
取引数量とロット数によって大きく変わる。
FXで大切な事は、大きく利益を出す事ではありません。
大きく負け越さない事です。
あなたがトレードしているその1pipsでいったいいくら稼げますか?
稼ぐ力があるという事は、1pipsごとにそれだけの損失が出るという事を再認識し、 あなたのリスク許容度の範囲内かしっかりと確認してみてくださいね。
StartupStockPhotosによるPixabayからの画像
あなたの人生をより豊かに。
それでは、こーへいでした。
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