私が娘に伝えたい4つのお金の話!あなたは子供に伝えたいですか?
これから先、ますますお金って大事になってくるよね。
確かにそうだね。でも僕ら以上に子供たちは大変だと思うな。
私の息子は、お小遣い渡しているけど、どう使っているのやら。
子供にお金の大切さを伝える事も、親の務めではあるよね。
あなたがまだ幼い頃、お金って身近な存在でしたか?
思い出してみてください。
私は、小学校低学年の頃に近所の駄菓子屋さんで、お菓子を買っていた記憶が蘇ります。
あの時のお金は、お手伝いのお駄賃だったのか、それともお年玉を貯めていたのか、記憶はあいまいです。
ただ一つ覚えている事は、 100円というお金で、いかに沢山のお菓子を買うかという事。
この100円がとても嬉しくて、「何と何を組み合わせれば、買えるな!」なんて事を思いながら、お金を計算する事が好きだった記憶があります。
しかしその100円は使えば無くなるものです。
今では同じ100円があれば投資ができます。
時は経ち、娘を持つ一人の父親になった私が、これからの人生を考えた時にふと思った事があります。
「娘がお金で苦労しない人生を歩んで欲しい」
人生を生き抜いていく上で、お金は絶対に必要です。
そしてこの世界は、お金に詳しくない人ほど損をするようにできています。
あなたは、息子や娘の為に、お金について伝えたいと思いますか?
そして、息子や娘の為に、お金について伝える事はできますか?
今回は、そもそもお金って何なのかについて触れた後、私が娘に伝えたい4つのお金の話をご紹介します。
現在、パパ、ママであるあなたも、将来結婚してパパ、ママになるあなたも、考えるきっかけになってくれると嬉しいです。
それでは、どうぞ!
まずは、パパとママに質問です
Mabel AmberによるPixabayからの画像
私が娘に伝えたい4つのお金を話す前に、あなたに聞いてみたい事が2つあります。
もしあなたの息子や娘が聞いてきたら、何と答えますか?
しっりと答える事ができるでしょうか。
そもそもお金って何??
お金(通貨)とはいったい何でしょうか。
お金というのは、一言で説明すると 「信用」です。
あなたが今、手にしているその1万円札。
なぜただの紙切れがそんなに大切なのでしょう。
おそらく1万円札を見た事もなく、使う事もない外国人に渡したとしたら、ただの紙切れとしか思わないはずです。
しかし私たち日本人は、誰もが1万円札の価値を知っており、誰もがこの紙切れを大切に扱います。
まさしくその1万円札を「信用」しているからに他なりませんよね。
ではその1万円札の信用を、保証しているのは誰でしょうか。
この日本銀行が発行する紙幣(日本銀行券)や硬貨は、 日本銀行法によって、日本国がその信用を保証してくれているのです。
お金の価値、役割を知っていますか?
信用されているあなたのお金には 主に3つの価値、役割があります。
モノやサービスといった価値を計る為の「尺度(基準)」としての役割
例えば魚屋さんのあなたが、お肉が欲しいからとお肉屋さんに行ったとしましょう。
ここで魚とお肉を交換する事はできませんよね。
お肉屋さんにとって、魚の価値を計る事ができず、またあなたもお肉の価値を計る事が難しいからです。
その為、
- 真鯛1尾 = 3000円
- 牛肉500g = 1000円
などのように、誰が見ても同じ価値として捉える事ができるように 「尺度(基準)」を設ける必要があります。
モノやサービスといった価値を得る為の「交換ツール」としての役割
では尺度(基準)が分かったとして、1尾=3000円の真鯛をお肉屋さんに持っていって3000円分のお肉と交換できるかというと、そんな事はありませんね。
そこで登場するのが、やはりお金です。
あなたは1尾=3000円の真鯛を売る事でお金に換え、初めて3000円のお肉を手にする事ができます。
価値の「保存」としての役割
先ほどの1尾=3000円の真鯛ですが、1年後も3000円の価値があるでしょうか。
当然鮮度が無くなり、腐り、最終的には価値が無くなります。
しかし1尾=3000円の時にお金に交換していたとしたら、3000円という価値は残ります。
さきほどお伝えしたように、日本国が信用を保証しているからです。
このように お金というのは、資産という名で価値を保存する(蓄える)事ができるのです。
どうでしたか。
この2つの質問に、しっかりと答える事はできましたか?
答える事ができた方は、お金について詳しい人だと言えます。
もしかしたら、どこかでお金について勉強した方なのかもしれませんね。
ただほとんどの方は、即答できなかったと思います。
なぜか。
理由は簡単で、教わる事が無いからです。
日本においてお金について学ぶ場所
お金とはそもそも何なのか。
実際に聞かれると、答える事ができなかったように、日本においてお金を学ぶという事はほとんどありません。
しかしお金は、人生を生き抜いていく上で必要不可欠な存在であり、欠かす事ができないものです。
そんなお金について、誰しもが平等に学ぶ場はこの日本においてあるのでしょうか。
学校で教わるのは「お金の計算」のみ
まず頭に浮かぶのは、義務教育となっている小学校や中学校です。
しかし思い出してみてください。
お金について、しっかりと
学んだ記憶はありますか?
おそらくないのではないでしょうか。
学校では、お金を使った計算は学びます。
これは 日本円を使って、生活をしていく為には必要な知識だからです。
手元に1000円あります。
一個100円のリンゴが何個買えるでしょうか?
こういった知識は、生活の為に必要ですよね。
もしかすると、税金の計算もやるかもしれません。
しかし、 そもそもお金とはどういったもので、どんな用途に使えるのかなど、生きていく為のマネーリテラシーは学ばないのが現状なのです。
お金の貯め方、守り方、増やし方は教わらない
お金を使う時の計算は学びますが、お金を貯める方法や、守る方法、そして一番大切な増やす方法などは、一切教わる事はありません。
このようにお金について学ぶ事が無い為、投資と投機の区別もつかず、
-
投資はお金が減る
-
投資はギャンブルだ
このように思われているのが日本の現状なのです。
実際に私もそうでした。
そして お金について勉強したからこそ、それを娘に伝え、お金に対して苦労しない人生を歩んで欲しいと願うようになったのです。
私が娘に伝えたい4つのお金の話
学校でお金について学ばないのであれば、父である母であるあなたが教えていく必要があります。
その中でも私がこれは伝えていこうと決心し、また既に実践している事をお伝えしていきます。
現在実践中!「お金の使い方」
私の娘は現在4歳です。あと数カ月になれば5歳になります。
これくらいの年齢となると、あらゆる物事に関心を持ち始めます。
一日にどれだけの「なんで?」を投げかけられるか。
もし同じような年齢のお子様がいらっしゃる方がいたら、共感して頂けるポイントではないでしょうか。
私が娘に「今から教えよう」と思ったきっかけは、 お買い物で支払うお金に関心を示した事です。
そこで実際に硬貨を手渡し、お金という存在と、お金とモノが交換できる事、お金には価値がある事を伝えました。
ちゃんと財布も与え、一人で近所のお店に行かせています。
お金を使う事で、いろんなモノに交換ができる事を体験、経験として伝えているのです。
ではなぜ私が 「使う」という事を優先させているかというと、
- お金は使う為に存在している
このように認識しているからです。
中には貯金が大好きで、通帳のゼロの数を数える人もいるかもしれません。
しかしそこにあるのはただの数字の羅列でしかありません。
お金は大切です。
しかしだからと言って、 貯め込みすぎるのもまた問題です。
そのお金を使う事が無いのであれば、あってもなくても変わらないからです。
その為、私はお金を実際に使わせる事から取り組んでいます。
娘が何に興味を持ち、何を欲しているか。
その欲しいものは、今手元にあるお金で買えるのか。
そこを実際に経験しながら覚えている最中です。
子供の通帳作っていますか?「お金の貯め方」
お金を使う事が分かってくると、買えるモノと買えないモノが出てくる事に気づき始めます。
今まさに娘がここに差し掛かっています。
お金は使えば無くなるもの。
しかし、使わず貯める事により手元のお金を増やす事ができる。
このように使い方が分かると、お金を使わず貯める事を覚えようします。
娘はお金をちゃんと別で分けようとしています。
実際にこれを見た時は、感激しました。
おすすめなのは、娘の通帳をしっかり作る事と、その金額をしっかりと公表する事です。
娘がいると何かとお金を頂く機会があります。
-
運動会で頑張った
-
お年玉をもらった
-
旅行の時にお駄賃をもらった
なんでも良いです。
そのお金はうやむやにせず、娘の銀行口座へ移し、それをしっかりと見せています。
必要なものと不要なものを考えよう!「お金の守り方」
こちらはまだ実践していないところですが、とても大切な要素ですので、しっかりと娘に伝えていきたいです。
お金というのは使う為にありますが、その 使い方には優先度があります。
-
必需品なのか or 欲求を満たす(心を満たす)為なのか
-
それは今必要なのか or 今でなくても良いのか
このように優先度をつけ、本当に必要な事に対してお金を使うようにさせる事で、無駄なお金を使わないよう伝えていきます。
投資家マインドを養う!「お金の増やし方」
お金に余裕があると心にも余裕が生まれます。
何かをしたいと思った時に、お金が無くて諦める。という選択肢はできるだけ避けたいですよね。
その為にはお金を増やしていく事を覚えなくてはいけません。
お金を使う事、貯める事、守る事。
ここを伝える事ができたら 「投資」を教えようと思っています。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、私が娘に伝えたい4つのお金の話を紹介させていただきました。
私が娘に伝えたい4つのお金の話
- 現在実践中!「お金の使い方」
- 子供の通帳作っていますか?「お金の貯め方」
- 必要なものと不要なものを考えよう!「お金の守り方」
- 投資家マインドを養う!「お金の増やし方」
まずはしっかりとお金を使わせてみる。
これを優先させています。
4歳や5歳が欲しいと思う金額はそれほど大金が必要ありません。
あれはダメ!これはダメ!買っちゃダメ!やっちゃダメ!
ついつい言いそうになるのは分かりますが、 渡したお金で買う事を覚えると、「何が買えて何が買えないのか」の区別がつきます。
結果的にイヤイヤが減りました。
これからはタイミングを見計らって、貯め方や、守り方、増やし方を伝えていこうと思っています。
この話を聞いて、あなたはどう思いましたか?
人生100年時代。
お金の知識が有るのと無いのとでは、大きな差が生まれます。
あなたなら、娘、息子にどう伝えていこうと思いますか?
一度検討してみるのも良いのではないでしょうか。
そしてもし、あなた自身がお金に関して自信もって伝える事ができないのであれば、ぜひ知っていきましょう。
これから人生長いです。
マネーリテラシーを学んで損はないです。
学ぶ事に早い、遅いはありません。
今が一番若い日。
ぜひ今の気持ちを行動に移してみてはいかがでしょうか。
子供に伝えたいお金の話として、コチラの本は参考になります。
是非チェックしてみてくださいね。
今回のテーマにぴったりの表題です。
内容も分かりやすく記されており、オススメです。
こちらは、シンプルな絵と表現で大人でも学びの多い書籍になります。
あなたの人生をより豊かに
それでは、こーへいでした。